台風や竜巻などで風災害は引き起こされます。
日本では毎年、台風などにより社会生活に大きな影響を及ぼす災害が発生しています。
台風の接近で風が強く吹くとさまざまな影響が出てきます。一般的に
平均風速が15m/s以上になると風に向かって歩けなくなり、転倒する人も出てきます。また、風にあおられてドアや扉に手や指を挟まれてケガをすることもあります。
暴風や強風が吹いているときは、屋外での活動は大変危険なのでやめましょう。不要な外出も控えて下さい。
気象庁が発表する台風情報を確認して
台風対策は風が強くなる前に行いましょう。
台風への備え
家の外の備えを行う
・備えは風が強くなる前、大雨が降る前にすませましょう。
・雨戸や窓は閉じてしっかりと鍵をかけ、必要に応じて補強します。
・側溝や排水口は掃除をして、水がたまらないように水はけを良くしておきましょう。
・風で飛ばされそうな物は飛んでいかないように固定したり、屋内へ片付けましょう。
家の中の備えを行う
・窓ガラスに飛散防止フィルムやテープなどを貼ったり、カーテンやブラインドを下ろすなど室内の安全対策をしましょう。
・懐中電灯、携帯ラジオ、救急用品など、非常用持ち出し品を確認しましょう。
・断水に備えて浴槽に水を貼って生活用水を確保したり、飲料水を確認しましょう。
・缶詰やレトルト食品、乾パン、クラッカーなどの非常用食品を確認しましょう。
※非常用品の準備は日頃から行っておくことが大切です。
避難場所の確認を行う
・避難場所として指定されている場所への避難経路を確認しましょう。
・バラバラで避難しなければならない時に備えて、家族と連絡方法などを確認しましょう。
※災害が起きる前にあらかじめ避難経路を実際に歩いてみて、周囲の安全を確認しておくことも大切です。
緊急避難場所
災害時に地域全体が避難する場所で、大きな公園や学校の校庭など一時的に避難する屋外のスペースです。飲料水や食料などの備蓄はされていません。
避難所小学校、中学校など一時的な生活場所になり得る場所で、宿泊・給食などの生活機能を提供できる施設です。
気象庁が発表する「台風情報」「警報・注意報」など情報を確認する
台風接近中は不要不急の外出は控え、危険な場所へは絶対に近づかない!
・危険な場所へは近づかないようにしましょう。
・台風接近時、台風通過後すぐは海岸付近に近づくのはやめましょう。
・不要不急の外出は控え、台風が過ぎるのを待ちましょう。
※川や側溝、海岸などは気になっても絶対に見に行ってはいけません!
竜巻から身を守る
気象庁が発表する「竜巻注意情報」が発表されたら
「竜巻注意情報」が発表されたら、まず空を見てください。周りの天気が次のように変わってきている場合には発達した積乱雲が近づいてきて竜巻の恐れがあるため、ただちに頑丈な建物に移動するなどの安全確保が必要です。
【発達した積乱雲が近づいている時の兆候】
・真っ黒な雲が近づき、周囲が急に暗くなる。
・雷鳴が聞こえたり、雷が見えたりする。
・ひやっとした冷たい風が吹き出す。
・大粒の雨やひょうが降り出す。
竜巻から身を守るには
竜巻の恐ろしさは、巻き上げられた瓦や看板などが猛スピードで飛んでくることです。こうした飛散物に当たると、命を落としたり重軽傷を負ったりします。
気象庁は、竜巻などの激しい突風が発生しやすい気象状況について、事前に予測し可能性が高くなくとも積極的に情報を発表しています。しかし、事前に予測できない場合もあるため、情報だけに頼らず周囲の空の様子にも注意して、いざというときには自ら身の安全を確保してください。
【竜巻から身を守るための行動】
・頑丈な建物の中に早めに避難する。
・物置や車庫、プレハブは建物ごと壊される危険があるため離れる。
・窓ガラスから遠く離れる。
・家の中では雨戸、窓やカーテンを閉め、窓のない部屋に移動する。
・丈夫な机やテーブルの下に入って身を守る。
・屋外にいて周辺に身を守る建物がない場合は、水路などのくぼんだところに身を伏せて両腕で頭や首を守る。